なぜ犬は人間を襲わない?

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昨日、ふと思った。ある程度のサイズの犬は人間なんて簡単に殺せる。でもなぜそうしないのだろう?

それは、人間からの見返りを期待しているから?例えば、人間は食事を与えてくれるから?それとも、暖かい寝床のため?完全に否定はできないけどなんかしっくりこない。

犬じゃなくて鳥だったら?鳥のサイズがもし人間の背丈の3倍程だったら、上空から人間を見つけるなりサーと地面近くまで降下してその鋭い爪でがばっと人間をさらっていくだろう。

しかしこんな鳥でもヒナのころから人間に愛情をもって育てられたら?成長して人間の3倍の大きさになってもきっと人間をエサとして狩ることはないだろう。

犬の話に戻そう。人里離れた山奥に生活する犬達は、人間からの愛情もなければ、おいしい食事も人間からもらったことはない。そんな犬達が腹を空かせたら、すぐに人間を狩って自分のエサにするだろう。そんなワイルドな犬もいれば、今自分の前で腹を出して寝ている犬もいる。

その違いは?単に「見返りを期待する」以上に何かあるのではないだろうか。

犬や鳥が人間を襲う、または人間をエサと考える部分は完全には消せないと思う。ただ、人間が愛情をもって世話することで、その危険な部分を無力化、または呼び起こさせなくすることが出来るのではないだろうか。動物は、種が違うとはいえ人間を群れの一員として考える。家族や仲間として認識する。単にエサをくれる関係以上で、催促吠えをしたらポケットからエサが出てくる以上の関係を築くこともできるのではないだろうか。

まわりから「犬に何も芸を教えてないの?」と言われるが、エサで釣って「おすわり」「お手」を覚えさせるのは二の次で、本当に犬に覚えさせたい事は、飼主を信頼すること、家族を大切にすることではないだろうか。それは、エサ以上の何かを与え続けることで獲得できる。

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