「大型犬はおっとりした性格」の先入観

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「大型犬は元々物静かで、小型犬は気性の激しい子が多い」

って耳にしませんか? 他には、

「大型犬はフレンドリーだし、元来おっとりした性格だからしつけが楽だよね。」

ちょっと待ってください!

そんな風に大型犬と小型犬を区別するのはちょっと短絡過ぎですよ。

小型犬だってきちんとしつけが入っていて、他の犬とも(サイズ関係なく)遊ぶことができる子がたくさんいます。

サイズのせいじゃないと思う。

違いは、「大型犬飼主の持つ危険との紙一重感」だと思う。

大型犬のしつけに失敗した場合、支払う代償は小型犬より大きい場合がある。

次の例は、シャレでは済まされない。

体重5KGのチワワが成人男性に威嚇的に吠えているとします。犬がリードにさえ繋いあれば大事に至る事はないでしょう。男性もしかめっ面で通り過ぎていくぐらいでしょう。

次に、体重35KG のドーベルマンが同じく成人男性を威嚇しているとします。飼主に力がありリードを離さずに踏ん張ることが出来れば大事に至ることはないでしょう。近所で良からぬ噂が広がるくらいでしょうか。

でも万が一、リードが手から離れてしまったら?

大型犬のしつけの失敗は、社会を脅かすことになる危険性を秘めている。

「大型犬は元々おっとりした性格だからしつけが楽」という先入観は、危機感をもった多くの飼主の日々の格闘の上に成り立っている。

大型犬だろうが小型犬だろうが飼主の気持ち次第でしつけの入った、人間社会に十分に順応した犬が育てられると思う。

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