呼び戻しPart①-老犬にだって新芸は教えられる!

愛犬へのしつけのなかで、最も大切で、最も教えるのが難しいものは何でしょう?私は、

「呼び戻し」だと思います。

最も大切とした理由は、これが犬の安全を守る上で必ずマスターしなくてはならないコマンドだからです。例えば、公園で愛犬が手元から離れてしまった。犬が公園の外に何かを見つけたらしく、交通量の多い道路に向かってまっしぐら!

想像してみてください。きちんと呼び戻しを練習してきた犬と、そうでない犬とでは、事故に遭う確率は大きく違ってくるはずです。

では、なぜ教えるのが難しいのでしょう。犬の嗅覚は人間より比較にならないほど優れているため、多くの場合、犬はあなたより先に興味のあるもの(茂みにある食べ物)、人(いつもおやつをくれる近所のお兄さん)を見つけています。そんな遅れをとった状況で、犬を呼び戻すのは容易ではありません。なぜなら犬が見つけた何かより、あなたと居るともっと楽しくて、もっとおいしいものをくれて、必ず何か良いものをもらえることを犬が認識していないと、犬は聞く耳をもたないでしょう。具体的に言うと、

公園の茂みから来るおいしそうな臭い VS. 私

いつもおやつをくれる近所のお兄さん  VS. 私

うーん、勝てる気がしない・・・

「あなたのことを信頼して、一番楽しくて、いつもおいしいものをくれて、どんな時も必ず守ってくれる、大好きなパックリーダーだから戻ってくる」ような関係が作れたら素敵ではありませんか?

生後数か月のパピーだろうが、7歳の中年犬だろうが、この5ステップにそって練習すれば呼び戻しを習得、または改善できます。ただ正直言うと、1,2回練習したからといって習得できるしつけではありません。各ステップごと、10回、20回、30回と練習する必要があります。(本投稿は、ステップ1~3のみを紹介します。残りは次回の投稿で)

それでは、各ステップをそれぞれ見ていきましょう。

ステップ1:名前を呼んだらアイコンタクト

まずは基本から。犬が自分の名前を呼ばれていることを認識する必要があります。こんなの当たり前!と言わずにトライしてみてください。

準備するもの:おやつ、室内(気の散らない場所)、コマンド(家族で統一された言葉。例:おいで!、来い!、カム!など)、マーカー(家族で統一されたほめ言葉。例:よし!、上手!グッド!など)

練習法

1-1:犬を近くに置いて(約1メートル)、名前+コマンド(例:XXちゃん、おいで!)

1-2:アイコンタクトを確認後、すぐに一歩後ろに下がり、同時にマーカー(例:上手!)

1-3:着いて来たらおやつをあげる。そして、もう一度マーカー (例:上手!) 撫でてあげてください。

コツ:マーカー(ほめ言葉)は楽しそうに、元気良くです。一度通しで練習したら他に気を取られるまで(アイコンタクトを外すまで)少し時間をおいてから繰り返し練習しましょう。

animal blur canine close up
アイコンタクト完璧!( Pexels.com)

ステップ2:最初の一歩をアシスト

ステップ2では、実際に犬がコマンド(例:おいで!)を理解し、体で覚えるための練習をします。最初は、長めのリードを使って「こっちの方法に来るんだよ」ツンツンと誘導してあげます。

準備するもの:おやつ、室内(気の散らない場所)、コマンド(家族で統一された言葉。例:おいで!、来い!、カム!など)、マーカー(家族で統一されたほめ言葉。例:よし!、上手!グッド!など) 長めのリードと首輪

練習法

2-1 : リードは事前に付けて手でもっておくが、力をかけずにダランとした状態をキープ。 犬から2~3メートル離れて、名前+コマンド(例:XXちゃん、おいで!)

2-2:アイコンタクトして、一歩踏み出したらすぐにマーカー(上手!)これが既にできている場合は、リードは使用しません。

2-3:こちらに来ない時は、リードを「軽く」ツンツンと引っ張る。こちらに歩き出したらすぐにリードはダランとする。そしてマーカー(上手!)

2-4:最後まで来たらおやつとマーカー。いっぱい撫でてあげてください。

black dog close up photography
動かない時は、リード軽く引いて最初の一歩を誘導( Pexels.com)

コツ:リードで引っ張るのは最初の一歩の為だけ。最後までリードで手繰り寄せない。マーカーは「楽しく」を忘れずに。

ステップ3:リード無しで呼び戻し

ステップ2では、名前+コマンドでこちらに一歩踏み出すことを学びました。次はリード無しでやってみましょう。更にアクションを1つ加えます。おやつを投げて取りに行かせてから呼び戻します。

準備するもの:おやつ、 室内(6~8畳ぐらいの広さ) 、コマンド、マーカー

練習法

3-1:犬を近づけておきます

3-2:おやつを犬の先2~3メートルへ投げます(犬がおやつに気が付くように、一度鼻に近づけておやつの臭いを認識させると良いでしょう)

3-3:犬がおやつを食べたと同時に、 名前+コマンド(例:XXちゃん、おいで!)

3-4:犬が振り向いてこちらに一歩進んだらマーカー (上手!)

3-5:最後まで戻ってきたらおやつ+マーカー

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「おいで!」( Pexels.com)

コツ:飼主側もやる事が多くて大変ですが、タイミングが重要です。おやつを食べたらすぐコマンド。そして、犬が振り向いたらすぐマーカー。 ここでも、マーカーは「楽しく」を忘れずに。 時間をかけて何度も練習しましょう。

今回はステップ1~3までを紹介しました。次回の投稿でステップ4~5を紹介します。

終わりに

いかがでしたでしょうか?今回は呼び戻しを教えるための基本である、「ステップ1:名前を呼んだらアイコンタクト」からスタートして、 「ステップ2:最初の一歩をアシスト 」で名前+コマンドで一歩こちらに踏み出すことを学び、 「ステップ3:リード無しで呼び戻し」で実際にこちらに戻ってくることを体で覚える練習方法を紹介しました。

大切なことは、マーカーを楽くおこなう事で、「飼主のところに戻ると楽しいことがある 」を植え付ける事です。

大人の犬だって呼び戻しを覚える事は可能です。愛犬の体と頭の運動、そして安全確保の為にも確実に呼び戻しをマスターしましょう。

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