犬友との再会-何も変わらないという幸福感

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都心に住んでいた頃の犬友がウチに遊びに来てくれた。彼らは3年前に都心から都下へ引越し、僕らは昨年他県に引越した。会話はお別れした3年前からどのように生きてきたか、この間何が起こったかをお互いに報告するのが中心になった。

3年経てば、お互いの家族構成も変化する。彼らは飼っていたネコが逝ってしまったし、ウチはドーベルマンのライが逝ってしまったこと。そして、新しい犬が家族になったこと。

お互いに家族構成は変わったけど、変わらないこともある。犬同士は友達であることは変わらない。再会してたった3秒でお互いの事を思い出したように、以前のような接し方になった。その後は、お互いちょうど良い距離を取ってそれぞれ毛布の上で横になりながら人間の会話を聞いている。これも以前のままだ。

あらゆることが日々急速に変化していると感じる世の中だけど、あまり変わっていない犬友、僕らに育てられた犬達の行動も以前のまま。住んでいる所や、家族構成は変わっても基本的な人間性、そして犬の性格は変わらないことに安堵した。

取り繕うことなく、素で付き合える友達だから変わりようがないのだと思う。

最近感じていない、「あー、以前と一緒だ」という感動。そして大切なものが変わってしまって残念に感じるのではなく、「大切なものが以前のままで全く変わっていない」ことを認識した時の幸福を感じた1日だった。

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