当たり前だけど、仔犬の世話は大変だ。仔犬の行動のサイクルが成犬と比べて短いからだ。
1時間に一回おしっこして、1日3回ウンチして、家の中を走り回ったと思ったらいつの間にか昼寝している。ちょっと静かだと思ったら噛んじゃいけない毛布や家具をガリガリやっている。プラス仔犬の特徴として、何をやるにもガサツである。おしっこ、ウンチは少し横に外すので紙と洗剤で床を拭いて周る、水を飲んだと思ったら水に手をいれてジャバジャバと遊ぶので辺りは水浸し。1日何度も床を拭いている。
そんな仔犬との付き合い方がある。方法は単純だけど実行するのは難しい。ここに3つ上げてみます。
1.声のトーンを下げる。こちらが望まない行為をした時は、声のトーンを下げて語り掛ける。例えば、おしっこを間違ったところでした場合は、声を上げて𠮟りつけるのではなく、低い声で語り掛ける。「おしっこする所をあっちだよ。」「この毛布は一緒に寝るものなのでやさしくしてあげて。」と。言葉の意味が分かってくるのはまだずーと先、でも仔犬であっても声のトーンで大体何を言われているのか理解してきます。
2.静かにしている時に褒める。運動後、疲れて横になっている時に優しくなでながら褒めてあげる。静かにしている事で褒められると認識させる。散歩の後、帰宅直後は少し興奮気味なので少し落ち着いてきたところで「良い子だねー↑」と今度は逆に少し声のトーンを上げる。注意する時の声のトーンとのメリハリをつける。犬はちゃんと認識するでしょう。
3.運動させて余分なエネルギーを発散させる。最後は最も重要かもしれない。そして、これは仔犬以外にも当てはまる。我が家でよく使う言葉。「疲れた犬はいい犬だ」
訓練、しつけなどを行う前は、必ず犬の余分なエネルギーを発散させてから行う。毎日の生活もそう。朝できれば自由の走れるところに行って、好きなように遊ばせる。他の犬と一緒に遊べるとなお良いでしょう。若いころはすぐに復活してまた家の中を足り回るかもしれないでけど、運動後の落ち着いた時間は、1や2の飼主のメッセージも耳に届きやすいです。
仔犬を育てるのは大変なこと。でも、犬の一生のほんの最初の部分だけなので楽しみながら成長を見守っていきたい。