田舎に引越して発見した事がある。
ウチの犬は暗闇が嫌いであるということだ。家の周りには街灯がないので夜は真暗になる。懐中電灯もって歩かないと本当に先が見えない。
昼の明るい時間は、散歩コースになっている道でおしっこやウンチをする。
しかし、暗くなってからそこを歩いても犬は僕についてこない。ジーとこっちを見るが全く動かない。挙句の果てに、飼主を置いて自分はそのままUターンして家へ帰っていく。
他にどんな動物がいるか分からない夜の山。近寄らない方が身のためなのは当たり前だ。都会のいつも街灯に照らされている道に慣れている僕にとっては、「暗闇だって懐中電灯さえ持って歩けば安全だ。」などと錯覚を起こしてしまう緊張感の低さ。全く自分に呆れてしまった。
また、犬に教わった。