ウクライナの戦争が原因なのか、それともコロナ禍が原因なのか本当のところはもうわからなくなってしまったが、リフォームのための部品が予定日から大幅に遅れて確保できたと連絡が入った。
当初、「約5週間の仕事です」とリフォーム業者の方。ふたをあけたら14週間かかることになる。ただ、この14週間でいろいろ準備できたし、いろいろ考えることもできたので無駄な時間ではなかった。
何はともあれ、これで引越し日が決められることになる。実際に決まってみると、少々ビビッている自分に気が付いた。なんともいえない不安感がよぎる。便利な都会の生活から不便な田舎でやっていけるだろうか?通勤時間が長くなるわけだけどちゃんと仕事場に通えるか?奥さんが急に「こんなところには住めない!」と言い出さないか?
これらのことは、売買契約書にサインする前にしっかり考えたはずだ。「今更何をとぼけたこと言っているのか?」と言われそうだ。
そんな時は、原点に戻ることが大切だろう。「なぜ、引越すのか?」の原点に戻ること。それはこんな感じである。
「朝、一歩玄関を出たらそこは山の中。犬と僕たちは山の奥へと進む。心拍数に比例するように呼吸スピードが上がる。聞こえるのは、自分の呼吸と地面を踏む音と犬の足音。この時間を朝のルーチンに組み込む事」である。
これのためにリスクをとった。お金、家族、仕事で失敗するリスクがあるという意味だ。
今回の田舎へ引越すという決断の評価は、もしかしたら僕が死ぬ数か月前まで下らないかもしれない。
それでも良いのだと思う。なぜならこれが今一番やるべきことだと思ったからだ。
「大きな方向性だけ決めて、問題が起こったらその都度対応する。」この適度な適当さは今回の引越しで学んだ事の1つである。
さあ、引越しの準備だ!