「ブチッ、しーん(静寂)・・・」
いきなり、日本中の電気が止まったらどうなってしまうのだろう?エアコンが部屋を冷やさない/温めない。冷蔵庫内の食べ物は腐り、インターネットやテレビから情報を得ることはできない。電子マネーでモノが買えない。もしこれが計画停電ではなく、復旧までにどれぐらい時間がかかるのかわからない停電だったらあなたはどうやって家族や犬を守る?
備蓄はあるのか?人間の為の備蓄はもちろんのこと、犬の備蓄はあるのか?こんな時に行政は助けてくれるだろうか?今回のパンデミックの対応を見るとそうは思えない。人間へのサポートもままならない中、動物に対して何をしてくれるだろう?期待する方がキケンだ。
最初の2,3日はまだ町は静かだろう。しかし、それ以降は人々が水、食べ物を求めてストリートにあふれ出てくる。果たして、モノの供給止まっている都心は安全なのか?郊外へ避難すべきか?なんてもたもたしているうちに、道路は動けなくなった車でいっぱいになり都心から逃げ出す術は無くなる。
社会はいとも簡単に機能不全してしまう。
私たち犬飼いにとって大変なことは、社会的に人間より優先順位の低い犬を守らなくてはならないということだ。例えば、避難所で犬は隔離された場所のおかれるだろう。もちろんケージに入れられて。避難所の環境は?人間の排泄処理だってままならない時に動物の排泄処理はどうする?行政からドッグフードの支給があるとは思えない。
災害時、犬を守るのは人間を守るより数倍大変だということだ。だが、悲観的になるだけでは何の解決にもならない。想像力をもって、今から準備することならできる。
まずは、人間のものに加えて犬の水・食事・排泄処理グッツの備蓄を3日分準備。それが出来たら3週間分を準備するための計画を立てよう。