明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
年末年始の投稿はお休みを頂きましたので、今回が2022年最初の投稿です。
年始に聞いたあるポッドキャストのゲストが、「私の家には大きな庭がないから、犬は飼えない」とコメントしていた。話の前後から、犬を庭で放すことが、散歩の代わりになるという事が話のベースにあるらしい。果たして、これは本当だろうか?
以下に、「庭放し」が散歩の代わりになる場合と、反対の意見について書いてみた。
ここで、「庭放し」と言っているのは、どういうことか。家の敷地内(柵で囲われている想定)に犬を放して、散歩の代わりにするということ。例えば、
①ウンチ・おしっこの為に、近所を散歩するのではなく、ベランダから犬を庭に出して用をたしてもらうということ。そして、
②手軽に犬を外の空気・日光に触れさせることができる。これらは、散歩をスキップできるわけだから、飼主にとってとても便利。また、
③広い庭があれば、そこで一緒にボール遊びをしてあげることもできる。これなんかはよい運動になるし、それなりに犬も満足するのではないだろうか。
一方、散歩に出るということはどういうことか。まず最初に、①、②、③とも散歩でもカバーできることだ。しかし、この3つには1つ大きな事が欠けている。
それは、自分のテリトリーから飛び出して、外の世界(自分の家にはないキケンが潜んでいるかもしれない)を飼主と一緒に探検・探索するということ。小さなアドベンチャーとも言えるでしょうか。
④例えば、その曲がり角の先に、お友達の犬にばったり会うかもしれない。または、超苦手な犬と鉢合わせということも。
⑤いつも歩く道に、過去に嗅いだことのないニオイが。「近所に野生動物が紛れ込んできているのか・・・」
⑥後ろから、爆音を鳴らしたバイクが迫ってくる。
そんな予測できない事態を、飼主と一緒に切り抜けていくことで一帯感が増す。これが散歩にはあるが、「庭放し」には欠けていることだ。そして、この「一緒に体験する」ことが飼主と犬の信頼関係を醸成させるのだと思う。
といっても、僕自身、大きな庭のある家に住んだことはない。なので、本当にお持ちの方に言わせるとなにか見過ごしていることがあるかもしれない。でも、そんなに間違っていないのでは?思って書いてみました。