犬フンの放置の問題は様々なかたちで人を不幸にする。想像してみてほしい。自分の家の玄関の前にフンが落ちていたらどんな気持ちになるか。そして、犬のフンを踏んでしまった時のどこに向けて良いか分からない怒り。
被害にあった人が持つ犬の飼主への怒りや憎しみ。それがフンを放置した本人に向けられるならまだしも、犬の飼主全般に向けらるということ。大袈裟ではないと思う。これは、コミュニティ内で被害者と愛犬家を分断してしまう可能性さえある。
フンを拾う作業なんて簡単である。少しかがんでビニール袋で拾うだけだ。フンは家に持ち帰り、ニオイが気にならないようにベランダや庭の片隅に蓋つきのゴミ箱に捨てる。
なぜこの作業が出来ないのか理解に苦しむ。
このちょっとした作業を免れて、得した気分になっているのだろうか。
原発からでる、放射能まみれのゴミの処理方法は知らないけど、とりあえず儲かるから原発をジャンジャン建築するという話と類似しているような気がする。犬を飼うということは、犬のフンの処理も含めて「飼う」ということである。
私達愛犬家がフンを放置してしまう人を見かけたら「ウンチしてますよ!ビニール袋必要でしたら私のを使いますか?」と仲間として注意を促す。こうやってボトムアップな活動をしていくしかないと思う。あまり芸の無い提案だけど。