僕がクローン犬に賛成できない理由

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中国では、クローン犬ビジネスが人気らしい。(リンク:関西テレビNEWS

愛犬の皮膚の細胞から作ったクローン犬は元の犬にそっくりになるとのこと。飼主は、大好きな犬と死に別れても、死後直後に皮膚を取ることでまた外見上そっくりな愛犬を取り戻すことができる。

様々な意見があると思うが、ここで僕の意見を2点述べさせてください。

①同じ犬を取り戻しているようで違う犬である

犬って育った環境によって性格が異なる。同じ飼主に育てられても、その飼主の年齢やその時の飼主の生活環境や家族構成、そして飼主のストレスレベルによっても犬に与える影響は異なる。例えば、仕事や子育ての忙しさによって犬の育て方も変化してくる。結果、スタートラインは同じかもしれないが成長した犬はもう別の生き物と考えるべきだろう。

加えて、死んだ犬は、飼主との沢山の思い出を記憶し、その記憶と共に死んでいく。新たに来たクローン犬は、その思い出なんて知るわけないし、記憶を人口的に植え付けることなどできない。新しい思い出を記憶することになるわけで、それはもう元の犬とは全く異なった犬である。

それでも飼主がとりあえず似たような犬を飼いたいというなら僕が反対することでもないけど。

②ゲームのリセットボタンのようにクローン犬を作る人間が出てこないか?

犬を施設に放棄する。山に捨てる。その行為に対する驚くべき理由は、「引っ越し先で犬が飼えないから」、「結婚した相手が犬嫌いだった」。理解できない理由で(そして、あり得ない程の無計画さ)、犬を手放す人間がいる。

このクローンの話で僕が最も恐れるのが、「犬の体が不自由になってしまったので元犬を捨てて、新たにクローン犬と購入する」という酷いことをする人間が出てこないかということだ。まさしく、手間、お金がかかるから面倒になったので、ゲームのリセットボタンを押すかのように、新しい犬(それも元犬とそっくり)でやり直すという感覚。元犬の気持ちはどうなるの?

死んでしまった犬とは、とりあえずお別れでしょ?「お別れ」も犬を飼うというプロセスの1つじゃないの?それを技術的に可能だからといって似たような違う犬を得て悲しみが無くなるの?

やっぱり、このクローン犬の話には賛成できない。

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