以前、自分は仕事の心配ばかりしていた。朝起きて仕事を始めるまで、そして週末の間もずっと、起きてもいない問題を勝手に頭の中で作り上げてそれについて心配していた。
今考えると、どうかしていた。家族と食事をしている時も架空の心配事で一人気持ちここにあらず。仕事をしていても疲れるし、休みの日も違うタイプの疲れが溜まっていった。
十数年前から犬を飼っている。確実に変わったこと。それは、朝何があっても犬と散歩に出て軽い運動をするようになった。
散歩の間は、100%犬に集中して散歩する。あらゆる心配事はとりあえずどこかに別のところにある。散歩では、公園の階段を上がったり下がったり、ウンチを取るためにかがんだり、他人と会話したりと心配している暇がない。
呼吸が早くなり、心拍数も上がる。ジワリと汗もかく。心配事ってすべて頭の中の問題と思っていたけど、どうやら体を動かすことで頭の中もスッキリすることがわかった。詳しいメカニズムは説明できないけど自分の中ではそう結論付けている。今では、心配する時間は以前の5%ぐらいに抑えられている。
「健康になりたかったら犬を飼え」こんな格言は無いと思うがあってもよいと思っている。
犬は私にとって抗うつ薬だ。
本当に犬に助けられたと思っている。犬に感謝!