都会の生活を捨てて、森の中で犬と暮らしたい。
ほぼ毎年この季節になるとこの心の病がでる。
森の中の家に引っ越して、犬達と自然の中の生活を楽しみたい。
朝の散歩は森の中を歩く。木の葉の間から太陽の光が目に飛び込んでくる。
森の中で生活する様々な生き物。かれらの音以外に聞こえるのは自分が地面を踏む音と、息遣いだけ。森の中で自分は孤独なようだけど、実は無数の生き物の中を歩いていることに気付く。森の一部になる瞬間。
夕方は、犬と共にサンセットが見れる丘に登って、注意しないと分からないほどゆっくりだけど確実に沈んでいく太陽を見ながら、「今日もまた終わるんだ」と、時の流れを実感する。
何万年も前から、人間は犬と一緒に森の中を歩き、夕方はサンセットを眺めたんだと思う。
時々、無性にこんな生活がしたくなる。病気だろうか?