本当に気が知れている犬友ってとても良いもの。どんな人と犬友になるのだろう?
一般的に、犬同士の相性が良ければすべてが上手く行くと考えがち。「ウチの子が大好きなXXちゃんの飼主だからこれから仲良くしよう」と。でも本当は、飼主同士の相性が犬の相性より大きなウェイトを占めていないだろうか。
犬同士の相性が悪いケース
犬同士が初めて会う。いきなり険悪な状態になったらその場ですぐに関係が進展することはないだろう。しかし、日々の散歩で飼主同士挨拶してると徐々に犬達も慣れてくる。どんな飼主だって、自分の犬は他の犬と仲良くしてほしいもの。飼主同士の相性が悪くなければ、犬同士の関係を改善させようとお互い努力する。犬達も慣れるのか(諦めるのか?)、ケンカしない程度の仲になることはある。これは関係構築の上で、良くない犬同士の相性を飼主同士の相性が上塗りした(より大きな影響力を持つ)と言えないだろうか。
飼主同士の相性が合わないケース
次に、犬同士は初対面から相性抜群。すぐに、遊びを始める。ただ徐々に相手の飼主の嫌なところもわかってくる。しつけの考え方(例:犬をリードで叩く)。危険行動に対する考え方(例:公園で人間の赤ちゃんが遊んでいるにもかかわらず自分の犬を放す)。そして、マナー(例:犬のウンチの後始末をしない)。どうしても受け入れられない習慣や行動が見えてくる。犬同士の仲が良くてもこんな飼主とは段々と離れていくでしょう。
一見犬同士の仲が良ければすべてが上手くいくと考えてしまう。一定のレベルまでは。しかし、飼主も人間。やはり自分の好き・嫌いである程度自分が付き合う相手、そして愛犬が付き合う相手でさえ選んでしまうのではないでしょうか。
マナーを守ったり、周囲のことを考えて犬を飼うということが、社会的責任という事だけでなく、愛犬の交友関係へも影響を及ぼす可能性があることを再認識した。