日々直面する苦手な事、面倒な事、こわい事って終わってしまえば大体
「あー、そんなもんか」、「なぜ、そこまで恐れていたのだろう?」
という具合になる。例えば、
恐ろしくて近づくことさえできなかったスキーの難関コース。下から見上げれば「断崖絶壁」。「こんな急な斜面を滑るなんて自分には無理」と決めつけていた。本当に滑ってみるまでは・・・。
いざその難関に身を投じてみると、あることに気が付く。
「そのコースが小さな難関の繰り返しである」と。
最初の難関をクリアーすれば、一度休んで次の難関に挑戦することができる。
大きな問題も1つ1つブレイクダウン(分解)することにより解を導きだすことができる。
気がつけば「あれ?」いつの間にか下まで滑り降りている。
再度、下からその難関コースを見上げてみる。
「あー、そんなもんか・・・」(=そこまでこわがっていた自分が不思議でならない)
子犬を家族として迎えたときも一緒である。最初は家の周りの散歩さえままならない。
シッポを股の間にしまって一歩も前へ進めない。
そんな時は、散歩を1mづつにブレイクダウン(分解)してあげて小さな成功を作る。そして数日かけて大きな通りまで歩けるようになる。でもそこで大型トラックの音にビックリして動けなくなるかもしれない。また、やり直せばよい話だ。
散歩だけの話ではない。他の犬との挨拶だって最初は上手くできない。しつこくし過ぎて相手の犬に怒られながら少しづつ学習していく。
犬も人間も、最初からできることがあれば苦戦することもある。でも大抵のものは「慣れ」や「練習」で乗り越えることができる。
問題は最初の一歩を踏み出すことができるかどうかだ。
最初の一歩は誰かのサポートがあっていいし、誰かのマネだってよいと思う。
それでも踏み出せない時は、その一歩を可能な限り細かくブレイクダウン(分解)してみる。そして踏み出す。
踏み出せたら後ろを振り返る。そして、
「あー、こんなもんか」と感じられたらもうこっちのもんです。
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