路上喫煙と犬の散歩マナー

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お正月休暇中、散歩していたら2日間連続で同じ女性とすれ違った。この女性、犬が大嫌いなのであろう。私達を見つけるなり公園の歩道からはみ出して私達を避けた。

あまりにも大袈裟に(何か不潔なものから逃げるように)動くので、犬達がかえって反応した。犬が嫌いな人特有の獲物の動きってやつです。

「怖い犬とすれ違う時は、目を合わせずにそのまま通り過ぎなさい」

子供の頃、母親が教えてくれたけど、みんながそんな知恵をもらっていなんだなとその時は思った。

ただ、なぜかとても気分が悪い。

「何かこの女性に迷惑を掛けたことがあるのだろうか?」

と真剣に考えてしまった。

私達の住む町には「路上喫煙禁止条例」というのもがある。そう、歩道や公園での歩きたばこ(もちろん止まっての喫煙も含む)を禁止する条例だ。

区のWeb siteを見ると、興味深いデータが、

喫煙者の86%が「自分は喫煙マナーに気を遣っている」 と回答

吸わない人の72%が「喫煙者はマナーに気を遣っていない」 と回答

喫煙者は自分はマナーを守っていると考えているけど、吸わない人は喫煙マナーは守られていない考えている。

このギャップの原因は、マナーの定義がずれていることが一つあると思う。

喫煙者とっては、

「外での喫煙は煙が拡散されるので迷惑にならない。」

「携帯灰皿を持っているから・・・」

でも、吸わない人にしたら、

「どっちにしても受動喫煙させられているので迷惑」

となるのだろう。

犬の散歩についても同様、

「人に咬みついているわけじゃないだから放しても問題ない」

「誰も歩かない草むらだからうんちを拾う必要はない」

人が犬を嫌う理由は多様で、以前咬みつかれてトラウマになっている人もいれば、うんちを踏みつけて嫌な気持ちになった人もいる。

これらから、喫煙マナーと犬の散歩マナーに共通することがある。

「自分にとって問題の無い行為が、必ずしも他人に同じように受け止められるわけではない」

ということ。

そして、一旦自分で思い込むと「確証バイアス」(Confirmation Bias)が働き、自分の考えを変えるのがより難しくなる。

すべての人がそれぞれ異なった価値観を持っていることを認識して日々行動したい。みんなが気持ちよく暮らすために(そして、これは自分にも帰ってくる)大切なことだ。

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