犬を飛行機に乗せるための4つのしつけ

「愛犬を飛行機に乗せられたら旅のオプションが広がるんだよなぁ。でも、犬を貨物室に乗せるのは心配だし、万が一のことがあったら・・・」

パックリーダーであるあなたには出来ることがある。(注:事故リスクは残ります)

それは、事前準備。

4つのしつけを事前にマスターすることで、フライト中、そしてフライト前後の犬のストレスを低減させることができる。以下に最も重要な4つを紹介。

①クレート訓練

荷物チェックイン時に、犬も預けることになります。預けてから、目的地での荷物の受け取りまで、犬はクレートに入ります。(クレートは自分で準備、または航空会社からレンタルしてもOK)ただでさえフライト中はストレスいっぱいなのだから、せめて「クレート内=安心・安全」と覚えさせたい。

クレート訓練方法のゴールは1つ。「クレート=良い経験(楽しい、安全、安心)」と覚えさせることです。詳しい訓練方法はリンク先を参照ください。

クレートさえマスターしてしまえば、7割の準備は完了。なのでクレート訓練の失敗は是非避けたい。成功のコツは成功体験だけさせること。焦らずに時間をかけて訓練しましょう。

②分離不安

チェックインしてから荷物の受け取りまで、犬はクレートの中で孤独な時間を過ごすことになります。更に、この孤独がいつ終わるのかも知らされません。(30分の我慢なのか、3時間なのか)とても不安になることが容易に想像できます。

日常、犬は一人で留守番できていますか?あなたの留守中に無駄吠えなどしていませんか?もし、問題を抱えているのであればすぐに訓練を始めましょう。インターネット検索で「犬の分離不安症」と検索すれば多くのトレーニング方法が見つかります。参考までに1つリンクを貼っておきます。

③人混みでも静かに待つ

チェックインの前、空港のターミナルビル内外で犬は飼主と一緒に待つ時間があります。特に、ビル内は多くの人が行き来し日常では経験しない音がいっぱいです。こんな環境でもストレスを感じず、リラックスして搭乗の時間まで待てるのが理想です。

これといったトレーニングよりも、人混みの中、周りに他の犬がいてもじっと待てるように日々社会科訓練を心がけましょう。

④おしっこコマンド

正直、これができなくても直接犬の命に係わることではないかもしれません。しかし、クレート内で過ごす間、タイミングが悪いと自分の汚物で体を汚してしまいます。または、我慢しすぎることで体調を壊してしまう可能性もあるでしょう。

そんな時は、おしっこコマンド。飼主の掛け声でおしっこを誘いますので、チェックイン前に済ませることができる。

トレーニング方法は簡単。散歩でおしっこをしそうな場所に来たら、「1,2,1,2,1,2」といつも一定のリズムで掛け声をかける。(掛け声はなんでもOK。でも、「おしっこ」、「おしっこ」と連呼するよりは、何か他の言葉で教えた方が恥ずかしくない。これは、人間の問題ですが)おしっこをしている間も同じリズム&掛け声。おしっこが終わったら思いっきり褒める。これを繰り替えしやってみてください。

このトレーニングのコツも、クレート訓練同様、失敗を避けること(=成功体験だけさせること)。犬がこの場所で用をたしたいか半信半疑の時は掛け声を掛けない。「確実にココでする」時だけトレーニングしましょう。

いかがでしょうか。

私達飼主は犬と一緒に貨物室に入れないため、彼らの本当のストレスレベルを自分の目で確認することはできない。ただ、犬達がおかれる環境を想像することはできる。そしてそれは犬達の好む環境とはとても言えない。犬達の為に、ストレスを軽減する訓練を行っておきたい。

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