ウチの犬、またやってしまった!(飼主の責任です。パックリーダー失格・・・)
下の階から「ジャバ―!」とバケツの水をフローリングの床にぶちまけたような音が聞こえた。
恐る恐る階段を降りると、黒ずんだ赤い液体がそこに。その脇に黒い物体が転がっていた。詰まっていたものが腸内を傷つけながら一気に出てきたようだ。
血を見慣れていないので、ビビッて頭の中は真っ白。「お前、大丈夫か?」とだけ言えた。そして、獣医の先生に見せるために写真だけは撮った。

原因は、ゴム製犬用おもちゃを1cm~1.5cmの大きさに食いちぎって誤飲していたため。こんな小さいものでも詰まるのか?と言いたくなるが。
以前、腸閉塞で開腹手術した時、「この犬の腸は一か所異常に狭くなっている部分がある」と、獣医の先生。この時は、クッションの綿を飲み込んで詰まった。
この犬には、もうどんなおもちゃも与えられないのか?市販の犬用おもちゃは安全と思って与えていたが簡単に破壊してしまった。メーカーとしても、1.5cmの破片で腸閉塞が起こるとは思っていないのか?ウチの犬の様に
超破壊王&腸の一部が異常に狭い
というケースは稀なのか。
さあ、どうしたもんか・・・?
今回の出来事を受けて、ここからは独り言・・・
これから起こるであろう様々な出来事、例えば、大切な家族との別れ、自然災害に遭う、政治の混乱に巻き込まれる、裏切り、孤独。
インターネット、バイオテクノロジー、AIを含んだ技術の進歩は過去に無いスピードで進んでいる。30年前だったら5年先、10年先の人生はなんとなく想像できたはず。例えば、自分の仕事について、「こういうポジションに就いて・・・給料はこれぐらいか・・・」と。
しかし 今から10年先、いや5年先について、「技術の進歩が自分の生活をどの様に変えるか?」なんて全く想像できない。唯一確実なのは、必ず変化しているということ。自分の仕事の環境で言うと、新しいビジネスモデル、新しい業務の進め方が導入され、今やっている仕事は必ず今とは違う方法で、別の人によって、または機械がやっていくだろう。
そうな事が本当に起こった時、今回の様にテンパってしまってしまわないだろうか?すぐに元に戻れば良いけど、そのまま冷静さを失ってしまわないだろうか?結果、生まれ変わる事、学びなおすことを諦めてしまって社会に必要とされない集団「ユーズレスクラス」(People in Useless class by Yuval Noah Harari) になってしまわないだろうか?
こんな時のためにどんな準備ができるだろうか?
それは、何か資格を取る事だろうか?違うな。なぜなら、5年後どんな資格が重宝するかの予測はほぼ無理だから。必要なのは、逆境に直面した時、例えば「明日から仕事が無い」と会社に言われた。その時テンパってしまう事、新しい事を学ぼうとせず諦めてしまわずに、与えられたオプションの中で最善のものを選択できるような冷静さ、そして「どうにかなる」と思う精神的な強さと柔軟性ではないだろうか?
そんな事を考えさせられた出来事だった。
PS. おかげさまで、血便から36時間たった今、食欲も戻り、いつも通りもう一頭と暴れています。
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