外は大雨。でも、犬におしっこをさせる時間だ。
「外に出ておしっこしてこよう!」
雨に濡れるのが嫌いなのは分かっていたけど、おしっこの我慢は良くない。
頑張って言い聞かせる。「ほら、行こう!」
彼の「行きたくない」という表現方法が笑えた。
まず、こっちにアイコンタクトして、
それから窓の外へ視線を移して、雨がジャンジャン降っていることを確認。
再度、こっちに視線を戻して、
また、ゆっくり窓の外を見る。
まるで、「よく見てください。外はこんなに雨ですよ!こんな雨の時はおしっこ行きたくありません。」
と言っているかのように。
思わず笑ってしまった。そして、納得して外に連れだすのを諦めた(笑)
長く付き合っている犬とのやりとりには、若い犬とのそれとは違う面白さがある。
「若々しい」、「最新の」、「今流行りの」という言葉に注意が行ってしまいがちだけど、
「時間をかけたからこそできること」、これもまた深みがあって良い。
犬ってこんなことも認識させてくれる。