犬は人間の食べているものを欲しがる。当たり前か。人間と犬(最初はオオカミ?)が共存し始めた約1万年前から人間から食べ物をもらっていたのだから。
ウチの犬も、吠えて要求はしないが、調理中、食事中は近くに居たがる。
1度でも与えたものなら、ちゃんと覚えてて次回から「もらって当たり前」みたいな顔して近づいてくる。
ここが我慢のしどころ。
この棚ぼた的エサまで、一日の食べてよい総カロリーに入っているのなら良いでしょうが、そうでない場合はカロリーオーバーってこと。
そしてこのエクストラおやつの積み重ねが、近所で見かける
「丸太みたいに太った犬」の原因だ。
飼主のおやつを与えたい要求(エゴ)が、肥満犬がもたらす様々な健康問題に勝っているということだ。
おやつを与えたいエゴ > 犬の健康問題
犬は、長年飢えと戦ってきたため「より多く食べる」ことが彼らのサバイバル脳に組み込まれている。これはしょうがないと思う。
人間だって満足に食事ができるようになったのは ここ100年ぐらいでしょ 。その約100倍の年月にあたる1万年の間、人間から満足にエサをもらえず、ひもじい思いをしていたわけだ。もっと言うと人間と出会うもっと前から満足に食べられなかった。(そうじゃなきゃ、リスクを冒してまで人間の近くに住まない)
この短い年月で、サバイバル脳が書き換えらるわけがない。犬は人間の様に食事量をコントロール術がまだない。
よって、我々飼主の責任で、彼ら食事量をコントロールしなくてはいけない。
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すべては愛犬のため。