犬が出す「噛みつきのサイン」

ご存知でした?環境省によると、犬の噛みつき事故は、年間4,000件近くも起こっているそうです。

生後1歳未満の赤ちゃんを噛み殺してしまった事件、離れていた犬と散歩中の犬とのトラブルが、散歩していた側の飼主の転倒を招き、死亡してしまったケースなど、これらは皆さんの記憶に新しいのではないでしょうか。

私は、犬の噛み癖については特にしっかりしつけていく必要があると考えます。しかし、残念ながらすべての飼主が同じ認識ではないようです。更に、私も含めて自分ではしつけているつもりでも、いつ上記の様な事件を起こしてしまうかわかりません。また、噛み付きに対するしつけに限らず、日々の運動で余ったエネルギーを発散させて、犬にストレスを溜めない事もあらゆるしつけの基本と考える事が大切ではないでしょうか。

今回の投稿は、犬が出す「噛みつきのサイン」についてです。犬は何か理由がないと噛みつくことはありません。もしかしたら、犬はあなたにサインを送っているかもしれません。以下の10の質問に答えながら、「ウチの犬は大丈夫?」と確認していただけると幸いです。答えは、本投稿の一番下に載せておきます。

質問①~③:知らない人が、あなたの犬に近づいてきます。AとBのケースで、どちらの方が噛みつくリスクが高いでしょうか?

A: 犬が長い散歩から帰ってきてヘトヘトな状態

B: 散歩中に足を怪我をしてしまい、家で傷口を舐めている状態

A: メス犬と産後1か月以降の子犬が一緒にいる時

B: メス犬と産後間もない子犬が一緒にいる時

A:  背中の毛に異常はなく、耳もリラックスしている状態

B: 背中の毛が逆立っている。耳を後ろに引いて緊張している状態

質問④~⑥:あなたの友達が、犬が大好きな子供を連れて、あなたの家を訪れました。あなたの犬とは初対面の子供が、寝ている犬に近づいていきます。

AとBのケース、犬のサインとして、どちらをより注意すべきでしょう?

A: 犬は子供が近くにいるのは認識しているが無視している

B: 犬は近くにいる子供を見ると寝床から起き上がって、別の部屋へ去っていく

A: 子供の顔をペロペロ舐めている

B: 子供が近づくと、大きなあくびをしている

A: 子供が近づくと、犬は尻尾を軽く振って、首を下に垂れて立っている

B: 子供が近づくと、急に口の周りを舐めたり、自分の足を咬んでいて落ち着きがない

質問⑦~⑩:最後に、以下において、より正しいものに〇、違っているものに✖を。

⑦ 通常、犬は理由なしに人に噛みつかない

⑧ 犬は何かを守ろうとしている時に、噛みつくことがある(例:餌、おもちゃ、おやつ、飼主、自分の寝床)

⑨ 犬は、ケガ・病気をしている時に噛みつくことがある

⑩ すべての犬が人間の子供のことを好きとは限らない

終わりに

いかがでしたでしょうか?

あなたの犬に近づいてくる人が自称犬好きだからといって、犬がその人を受け入れるとは限りません。犬も人間同様、社会的な動物です。ちゃんとした挨拶無しに、いきなり触られては、不愉快に思うこともあります。

私達パックリーダーは、私達の犬を守るために、むやみに近づいてくる人(通常、好意的な人たちですが)に注意をしてもらう(必要に応じて、触るのをやめてもらう)必要があるのではないでしょうか。

答えです:①~⑥:すべてB、⑦~⑩:すべて〇

 

 

 

 

 

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