パックリーダーの為の「犬同士のケンカの原因と予防」

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ご存知でしたか? 統計によると家庭で飼われている犬のケンカは、オス同士によるものが32%。ケンカにメスが関わっているケースが68%。オス同士のケンカが大多数と思いがちですが、実はメスが関わっているケンカが多いことが報告されています。そして、ケンカを始めてしまった犬のタイプで最も多いのは、「最近家族に加わった犬」で70%。最後にケンカの原因を作っている、最も多い飼主の行動が「飼主が1頭ばかりかわいがる」。これが46%。(参考: psychologytoday.com)

私たち人間が犬達の生活に関わる前(犬をペットとして飼う)、犬の群れ(パック)の中で、争いはあまり起こりませんでした。なせなら、犬達は助け合って食物を探したり、狩りを協力して生活していたため、1頭が怪我をして戦力外になってしまうと群れ全体の狩りのパフォーマンスが落ちてしまうからです。進化論の観点から、メンバーがみな健康で多くの食料を取ってこれる群れが、内部でお互い傷つけあって怪我をしているメンバーを抱えた群れを淘汰してきたと考えられます。生き延びた犬の群れは、ケンカにならないような習性をもっていたと考えられています。そして、よりこの傾向をもった群れが、生き残ってきたのではないでしょうか。

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Photo by Jaymantri on Pexels.com

では、ケンカを起こさないための習性とはどの様なものだったのでしょう。いくつかある習性のうちの1つは、「成長したオスやメスは、自分の家族を作るためにに群れを離れていく」と考えられています。(参考: pethelpful.com – Gail Fisher a dog trainer)

しかし、現代において私達と一緒に生活する犬達はどうでしょう。彼らは本来であれば、群れを離れるような年齢(上位犬の地位を奪えなかった)になっても、同じ群れの中で生活し続けます。場合によっては、近い年齢の、同じ性別の犬同士が一緒に生活しています。そんな犬達は、群れの中でランクを争うようになり、力が均衡している場合、激しくケンカをしてしまうこともあります。

メスの場合、特に年齢が近い2頭は、より強いオス犬の子供を妊娠するために激しく争ってしまいます。自然界では、1つの群れに近い年齢のメスが一緒に生活するケースはほとんど見られないようです。 (参考: pethelpful.com – Merk Veterinary Manual)

どんな場面でケンカが起こる?

ケンカはランダムに起きているように感じますが、傾向があるようです。ここではどの様な場面でケンカが起こるか紹介します。以下の様な場面は要注意です。

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  • 飼主が帰宅した際、上位犬をおいて下位犬が最初に撫でてもらう(犬が興奮すればするほど危険)
  • 上位犬がおもちゃで遊んでいる時、または骨を食べている時、下位犬が近づく
  • 食事中のダイニングテーブルの下(食べ物が落ちてくるのを待っている)
  • お気に入りの寝床が(例:人間のベッドの上)が下位犬によって使用される
  • 散歩に出かける時、家のドアの前で(通常リーダーが先に家を出ます)
  • 加齢とともにに、上下関係が逆転しそうなとき
  • 最初は普通におもちゃで遊んでいるが、だんだんエスカレートしてしまう時

体力的に上位犬が絶対優位であれば、争いは事は起こりにくいでしょう。逆に2頭の年齢が近い場合(2頭の力が均衡)、上下の差がつきにくいため争いごとが起こります。(参考: http://www.whole-dog-journal.com)

ケンカを防ぐために出来る事

それではケンカをさせないようにするには、どうすればよいか考えてみましょう。以下にパックリーダーとして日々注意すべき事を紹介します。e382b1e383b3e382ab2

  • 上位犬優先で生活する。例えば散歩に出かける際、犬はみなドアの前で座ってリーダーのOKを待つ。まずはリーダーのあなたが外に出る。それから上位犬があなたのOKをもらって外に出る。下位犬はその後で。
  • 十分な運動で余ったエネルギ―を発散させる。疲れている犬はトラブルを起こしにくい。すべての問題は運動不足の犬から始まります。犬の運動はリーダーであるあなたの責任です。
  • 犬を興奮させない。効果的は訓練方法は、あなたが帰宅しても犬の興奮が収まるまで犬を無視する。犬が落ち着くまで「ただいま」の挨拶はしない。
  • 犬同士のサイン、コミュニケーションを注意深く観察する。上位犬が下位犬を威嚇しても、必ずしもランク争いのケンカをしているとは限りません。場合によっては若い犬への教育だったりします。唸り声が聞こえても、血みどろのケンカではない限り、弱い方を抱き上げたりせず、少し状況を見守りましょう。
  • 明確なルールを作成して、例外無く守らせることが大切です。これにより過剰な興奮を取り除くことができます。例えば食事を与える前は、興奮が収まるまで与えない。そしてこの訓練は「待つことで自分にも食事があたる」とわからせる事ができます。
  • 弱い、通院中の犬は守る。怪我、歳、大きさの違いによりいじめられる犬は、速やかに弱い犬を他の犬と隔離してあげましょう。
おわりに

いかがでしたか?家族内のケンカが起こり怪我をしてしまうととても残念な気持ちになります。ケンカが長期間収まらない場合は、2頭を隔離して生活しなくてはなりません。みんな仲良く生活ができるように上記の方法を日々心掛けてみてください。あなたの愛犬達が仲良くボールを追いかけている姿を思い浮かべてください。飼主としてこんな幸せな光景ないですよね。

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