こんにちは。DOBERMAN SHOPのYOSHIです。
ネット上には犬のしつけに関する投稿が無数にあります。どれも正しいし非常に有益な方法を教えてくれます。しかし、どの投稿もしつけについて語る前に一番重要で、これが無いとどんなしつけも上手くいかない「ある事」が抜けているように感じます。それは・・・
「毎日の十分な運動」です。必要なのはだらだらおしっこだけさせて、そそくさと帰ってくる散歩ではなく、犬をしっかり長時間歩かせるか、4本の脚で地面をしっかり蹴って走らせたりすることです。
「しつけと運動は関係ないでしょ?」と聞こえてきそうです。私は大いに関係あると考えています。特に力のある大型犬へのしつけ練習をする場合、事前に犬のエネルギ―を抜いておくことで犬の無駄な動きな無くし、集中力が散漫になるのを最小限に抑えられます。犬へのしつけ練習の前は、必ず散歩(例えば公園までランニングをする)&運動(フェッチ、相撲をとったり、追いかけたり、追いかけられたり)をして犬の余ったエネルギーを発散させましょう。もちろん犬によって程度は違いますが、目安は一緒に歩いていて道端のにおいを確認することなく、あなたの横をただ黙って着いてくるぐらいです。
それでは、本題のリーダーになるための5つの心得を紹介します。
- 飼い主はいつも冷静に、自信満々で、毅然とした態度で犬に向き合う。意味も無く感情
Photo by Suraphat Nuea-on on Pexels.com の上下を犬に向かってぶつけない。この気持ちにもっていく方法はこれです。まず、背筋はピンとまっすぐ、両肩を後ろへ、胸を張って、呼吸は深くゆっくり(6回繰り返す)。表情は怒ってもいない笑ってもいない優しい顔。これだけで気持ちが変わってきませんか?そして、どんな状況にも屈しない自信に満ちたパックリーダーが出来上がったと思いませんか?(一度騙されたと思ってやってみてください)犬に接する時はいつもこのパックリーダースイッチを入れる。犬には運動が一番大切だとしたら、この心得1は飼い主にとって一番大切な事だと思います。
- あなたの家で犬の入ってはいけない部屋、または場所を決めて、一歩たりとも犬を入れない様に徹底する。あなたの家はリーダーであるあなたのもの。犬はその家に住まわせてもらっているいわば居候です。「犬は家族の一員だから平等に扱いたい」と思うかもしれませんが、犬は人間ではなく犬なので犬のように扱うことが必要です。あなたが犬に入って欲しくない(入ったら危ない)部屋、場所は必ずあるはずです。それは、人間の食べものがあるキッチンかもしれないし、飲み込んでしまったら危険なゴルフボールのあるあなたの書斎かもしれない、飲み込んだら危険なおもちゃがある子供部屋かもしれません。または、ソファーの上かもしれないし、あなたのベッドの上かもしれない。一度決めたらズーと守らせてください。犬への伝え方です。最初に犬にここから入ってはいけないとまるで壁が存在するように手でジェスチャーしてください。この時は1の毅然とした態度を忘れずに。もし入ってしまったらすぐに出してください。私の場合、強い口調で「出て!」、「降りて!」と言います。(できるだけ毎回同じ言葉を使ってください)そしてもう一度手のジェスチャーで「ここが境界線だ」と教えます。これの繰り返しです。大切なのは例外を作らず、入ったら1秒以内に追い出す事です。
- 「待て」コマンドは犬の仕事だと思って多用する。食事を与える時は必ず待たせます。我家で行っている方法です。人間の食事の準備ができたら、次に犬の食事の準備をして犬の前に置きます。目の前で伏せさせて「待て」のコマンドを与えます。犬の見えるところで人間の家族みんなで食事を始めます。この時犬はあなたの気を引こうとして、声をあげたり、立ち上がろうとモゾモゾします。ここで大切な事は1の気持ちのまま、100%無視。他の家族も何もな聞こえないふりをしながら家族の会話、食事を楽しんでください。もし、犬が立ち上がったら怒ったりせず(感情の変化をみせない)毅然とした態度でまた伏せさせます。ここはリーダーであるあなたと家族の頑張りどころです。人間の食事が終わるまで絶対に食べさせてはいけません。毎日繰り返せば必ずできるようになります。ちなみにうちの犬は食事前に最低20分は待ちます。ゴールは犬がまるで食事に興味が無くなってしまったかのようにそっぽを向いて伏せている状態です。
- 何をするにもあなたが主導権を握る。散歩のルートを決めるのもあなた。どの電柱におし
Photo by Johann on Pexels.com っこをかけて良いか、いけないかもあなたが決める。犬の行動はあなたの指示、または許すかどうかで決まります。ここで重要なのがルールがいつも同じであること。(息子さんが散歩させる時はこの電柱におしっこしても良いけど、お母さんの時はダメとならないこと)家族の中でルールを統一しましょう。
- あなたの犬がどんな行動をあなたに求めているかを認識する。(あなたのどんな行動が犬を満足させるか。)私の場合、彼が私に求めている一番の事は、「彼を犬として(擬人化するのではなく)、自然の一部として扱う事」と考えています。例えば、朝食の前に必ず外に出て近所で一番緑の多い公園まで散歩&運動をする。本来、犬は食べるために朝起きたら外に出て狩り、または自然の中を歩き回っていたはずです。これを日常の生活の中で可能な限り忠実にシミュレートしてあげる事。これが彼にとって一番自然だし長い目で見るとストレスの少ない生活と考えています。
まとめ
いかがでしょうか。まず必要条件として犬の十分な運動を上げました。しつけ云々の前にエネルギ―を発散させてあげましょう。そして、パックリーダーになるための心得の1つ目は、飼い主の気持ちの持ち方について。リーダーはいつでも冷静で毅然とした態度で犬に向き合う。2つ目、家の中には犬の入ってはいけない部屋、場所を決めて必ず守らせる。3つ目、「待て」のコマンドはとても効果的。「待つ事は犬の仕事」です。「働からずもの食うべからず」。4つ目、リーダーであるあなたが物事を決めます。散歩のルートを犬に決めさせません。犬がおやつをもらえるかはあなたが決めます。5つ目、犬が求めているあなたの行動は何かを認識する。
真のリーダーになるのって楽ではありませんよね。そういう私も、犬が可愛いくて5つの心得が心に中でぐらつくことがあります。そんな時、飼い主である自分が、犬に心の訓練をされている気がします。犬って深いなぁー(笑)
PS. メールアドレス登録いただければパッ大型犬を飼うための役立ち情報を定期メルマガ(無料)にてお送りさせていただきます。登録は☟から!犬に関するお悩みなどもお気軽にご相談ください。無料にてアドバイスさせていただきます。