犬と飼い主の関係は色々ありますが、大きく分けて2つ;
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飼い主が犬をコントロールしている(飼い主がリーダー)
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犬が飼い主の行動をコントロールしている(犬がリーダー)
犬はオオカミとして生きていたころから集団(パック)で行動していました。パックには役割があったようです。例えばパックで移動する際、
- 先頭を行く犬(パックリーダー)はどの方向へ進むかを決める。例えば、目の前の森を抜けて目的地まで行くか、迂回して行くかなど。
- 中盤にを行く犬(フォロワー)はパックリーダーの進む道を信じてついて行く。中盤を行く犬達の役割は後ろの犬から前へ情報(例:後ろから危険が迫る!)を伝達する役目。
- 後ろを行く犬(フォロワー)は文字通り後ろをついて歩きます。役割は後ろから迫りくる危険を前方へ伝達する事。
パックについて興味深い点を1つ紹介します。フォロワーは複数に対してリーダーはたったの1匹。大多数の犬はフォロワーとして生まれてきてフォロワーとして死んでいく。フォロワーとして生きていく事が心地良く、しっくりきている犬達です。あなたがこれから飼う犬も高い確率で生まれながらのフォロワーです。もう一度言います。大多数の犬はリーダーにならなくてもよくて、それが心地良い状態なのです。そして、強いリーダーがいるということは、パックが安定している状態。
ここである事が起きます。何かの理由でリーダーがいなくなった、または気づいたらリーダーとよべる個体の存在はそもそもなかった。具体的に言うと、あなたの犬が1歳半を過ぎて自我が芽生えてきた時、飼い主であるあなたが、そして家族全員がパックリーダーとして君臨していなかった。強いリーダーがいない状態=パックが不安定の状態。
この時、あなたの犬はどのような行動にでると思いますか? それは、「自分がリーダーになろうとする」です。先頭を行く犬のようにパックは次に何をするか?どちらの方向に歩くか?を自分で決めるようになります。
以下のように散歩をしている犬と飼い主を見かけた事はありませんか?
- 飼い主に向かってわんわん吠えて。何かをお願いしている。(他の飼い主との会話に夢中になった自分の飼い主へ「早く散歩を継続せよ!」と命令している)
- 犬が右に行くか左に行くかを決めている。飼い主は後ろをホイホイついて行く。
- 犬が気になるにおいを道端で発見したので飼い主のリードに反発している。(そうです、よく道端で見るアレです。犬が先に進みたくないので突っ張って飼い主を止めている状態)
- すごい勢いで犬が飼い主を引っ張っている。飼い主は苦笑しながら「XXXちゃん(友達のワンちゃん)がいるのね!」みたいな事を言っている。
- 散歩中、わんわんと吠えて飼い主からおやつを出させる。
あげるとキリがないのでここで止めますが、これらはみな犬がパックリーダーになってしまっている状態です。よく言い訳として聞く「うちの犬は聞き分けが悪くて・・・」というのは正確な表現ではありません。原因は飼い主にあるのです。正確に言うと、「うちの犬は私(飼い主)をリーダーとして認めてくれなくて・・・」です。
あなたの犬はお犬様(パックリーダー)になっていませんか?
ではどのようにしたら飼い主がパックリーダーになれるのでしょうか。このまま続けると少し長くなってしまうので、別の複数の投稿で「どのようにしたら、あなたがパックリーダーになれるか?」「リーダーとして日々必ず行う事」「パックリーダーのマインドセット―飯と寝床は提供するから私の命令には絶対従え!」などなどジャンジャン投稿します。どうぞご期待ください!

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